古くからみんながだいじにだいじに残している遺跡みたいな絵。石や土、砂や樹の肌触り。ざらっとした感じが読む人の心を撫でる。 イラストレーターの土屋未久さんの本『gezellig』を辞書でひいてみると読みは『ヘゼリヒ』、居心地がいいとか、あたたかい気持ちを表現するオランダ語。意味を理解してからページめくってみると、独創的な絵のタッチだけではなく、絵に添えられた言葉が浮かび上がってくる。祈るように紡がれた言葉の連続は、ぼくらを正しい方向へ導いてくれているみたいでやさしい。 少し心が疲れてしまった時にそっと読みたい、手のひらサイズの絵本みたいな１冊。 例えば特別やさしくしてあげたい友達や恋人への贈り物としてもとってもいい本だと思う。 オランダのデザインスタジオ TOSAM によるリソグラフプリントもうつくしい。 ------------ サイズ：19cm×12cm ページ数：52P ------------ アーティスト紹介：土屋未久 / Miku Tsutchiya 1991 年生まれ。イラストレーター、ペインター。第18 回グラフィック1_wall 菊地敦己選審査員奨励賞。韓国SSE-PROJECT よりZINE 発行、オランダTOSAMより ZINE 出版。継続的に展示を行いながら、イラストの仕事にも取り組む。 https://www.instagram.com/mi9neru ーーーー ・配送に関しては、荷物追跡サービス対応している方法でサイズ等に合わせ適宜判断し、1週間以内に発送させていただきます。