



僕が好きなイラストレーターは、カルチャー的なコンテクストやバックボーンを持ってる人。
手先が器用で、流行に敏感で、雑誌やネットから切り取ってきたファッショニスタをまるでオリジナルのモチーフかのように描いて「今っぽい」とだけ評価されて喜んでいる若いイラストレーター風が多い中、なかおみちおくんみたいな妖怪サブカルイラストレーターは貴重だ。稀少だ。奇妙だ。好きなものがはっきりしてる。20年近い付き合いだけれど、タッチも描くものもブレない。
不器用なくらいぶれない。蛭子能収くらいブレない。
きっと趣味が詰まったトイボックスのようなアトリエから飛び出してきているに違いないであろうイラストレーションが詰まったこの本のタイトルは『good vibes』。直訳すると『いいかんじ』。
なかおみちおくんが「いいかんじ」と感じたままの感覚で描かれたドローイング集。スケーター、パンクキッズ、おじさん、ドクロ。なかおみちおくんの頭の中の住民が次々に現れます。スケート好き、ヒップホップ好き、ストリートアート好きは必見じゃないでしょうか。
限定20冊で、あと残り何部あるんだろう。買ってくれた人は、ニヤニヤしながら幸せそうに帰っていきます。それってもしかして「いい感じ?」。
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サイズ:21cm × 29.7cm
ページ数:7P
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アーティスト紹介:なかおみちお / Nakao michio
1982年とっとり生まれ・東京在住のイラストレーター。現在VERY(光文社)にて『武田砂鉄のVERYな言葉狩り』でイラスト連載中。
NERD SKATES 名義でオリジナルもグッズも制作しています。
2018年から PARK GALLERY にて開催している、アーティストグッズにスポットを当てる展示 "PARK MART" の主催者です。
https://nakaomichio.com
https://www.instagram.com/nakaomichio_illustration
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