誰かの家の玄関。誰かの両親。誰かの食卓。誰かの部屋の誰かのベッド。そこから見た誰かの景色。アノニマスな存在「誰か」＝ 女優・宮内杏子 という被写体が、また違う「誰か」＝ 写真家たちの実家に擬似帰省することによって「家族」「記憶」「思い出」「景色」がアイコン化され、写真という媒体を通して、次第にただの概念へと。帰省が「行為」ではなく、ただの「概念」になった時に、それを見るひとの内側から新しい「Homecoming」が生まれる。故郷とは。家族とは。自分とは。写真は見る側の意識で見え方が変わってくるからおもしろい。考えさせられる。 「家族」と「私」をつなぐ「境界線」が、二人の写真家によって彩られております。 *PARK GALLERY にて 2018.7.12〜7.23 で開催中の Photo Exhibition「New Homecomings」の会場で限定販売されていた同タイトルの PHOTO ZINE「New Homecomings」です。 --------------- 直接的には目にうつらない、記憶や感覚によって揺り起こされるイメージたち。それらを求め、二人の作家がそれぞれの故郷に帰省し撮影した写真を一冊の ZINE にまとめました。 父親から引き継がれたカメラ、セルフポートレート、フィクションとドキュメンタリーの間（はざま）。時間と変化、変わらない（で欲しい）ものたち。 決してノスタルジーだけにはおさまらない写真群の中で、観る人自身の記憶や直感を刺激するような体験になればと思います。 （頓所梨湖・駒﨑崇彰） ----------- P16 / オールカラー / A5版 ----------- 頓所 梨湖 https://twitter.com/myta1478 駒﨑 崇彰 http://www.takaakikomazaki.com https://www.instagram.com/takaaki_komazaki ーーーー ・配送に関しては、荷物追跡サービス対応している方法でサイズ等に合わせ適宜判断し、1週間以内に発送させていただきます。